「怠惰なんて存在しない」
デヴォン•プライス著
佐々木寛子 訳
著者はアメリカ人。

アメリカのことを書いているのですが、おもいっきり日本にも当てはまります。
それは、とにかく「生産的な人が偉い」という世の中の概念。
主に仕事についてですが、著者も最初はこの考えで生きていて、自分にも他人にも厳しかったそう。
そのうち体調をくずし、半年間も熱が出ていたとのこと。
それでも少しも仕事を休むことなく、悪寒がするのをこらえてスーツを着てプレゼンするなど無理をおしていました。
しかし、さすがにおかしいと思い、休養をとってみると、だんだんと熱が下がり体調がよくなってきました。休養が最高の薬でした。
これをきっかけに、今までの考えから抜け出し、この怠惰についての本を書いたのです。
怠惰なんて存在しなくて、たとえダラダラ過ごしたとしても、それは体からの疲れているから休もうという発信、警告。
ダメな人間という評価を下されてしまわないように。
しかし、働きすぎは本人の体調、メンタルが悪くなる他、他人に厳しくギスギスした職場になる、かえって仕事のパフォーマンスが下がるなど逆効果の面が多いです。
仕事については過労死も現実に起きています。他にも、家事の分担、人種や性別差別のことも書かれていて、よくぞ言ってくれた!という心強い内容です。
もっと休んでもいい、生産的でなくてもいいと言っていて、私は、くまのプーさんの名言「何もしないをしているんだよ」を思い出しました。
仕事に疲弊しているには特に読んでもらいたいし、疲弊まではしていなくても、この本のことは皆知っておいた方がいいと思いました。






